新年、明けましておめでとうございます。本年も何卒、よろしくお願い申し上げます。
新年早々、石川県能登半島の地震や航空事故、福岡の火災や秋葉原の殺傷事件など、心が痛い事から始まりました。仲間内で一定のご寄付をする予定ですが、それ以上に出来ることも少なく、安否を祈るばかりです。
今年の経済も、東証は一時700円ダウンからスタートしました。まだまだ格安の日本株なのでもっと上がるという見解もあれば、利上げの可能性を踏まえて今がピークという見方もあります。経済をどう読むかは経営者の仕事ですが、私は今年はネガティブに捉えています。利上げ、コロナ融資の返済、世界情勢(戦争が筆頭)、世界的なインフレと日本の構造問題で厳しい一年かと。インバウンドや福祉関係などは好調でしょうね。建築も大型の都市開発や万博などもあるので、高需要ですが、人手不足や物価高騰でどこまで吸収できるのかで考えると厳しそうです。
我々の足元である広告業はコロナを経て復活貴重ですし、インターネット広告を筆頭にDXやAIなどのデジタル投資は堅調に伸びています。※成長は以前よりは若干鈍化しています。
経営は投資と回収の繰り返し
経営は投資と回収の繰り返しですが、何にに投資するのかが重要ですが、一般的には事業投資か組織投資、設備投資でしょう。
弊社は、昨年にも増床&内装や設備増強で、設備投資は完了しました。ゆえに投資するのは、組織投資と事業投資です。組織は続投資で、24年は新卒が9名入社予定、1名のハイキャリア入社も決まっていますが、25卒の採用とキャリア・ハイキャリアの採用も進めます。
組織構成は多面的に考えないといけないので、4軸で考えています。一つは新卒とキャリア。もう一つは、スペシャリストとゼネラリストですが、それらも短期と中長期で描いていますので、多面的考えてもいます。新卒とキャリアの良し悪しを理解しつつ、それぞれの良さを活かしながら保管出来る組織を目指しています。
スペシャリストはこれからの時代まだまだ必要とされますが、AIの進化(最近は超AIも)やDX推進で望まれるスペシャリストの性質が変わってきました。組織の基準を上げ、事業のクオリティを上げるのはスペシャリストですから、どんどん採用したいところ。
また、ここから先は人口減少社会なので、一人で担う業務エリアが広がっているのも現状ですから、ゼネラリストの採用や育成も必須です。マネジメント人財の重要性も以前よりも価値が高まっています。フリーランスが増え、技術は外部に発注出来ても、プロジェクトをまとめる人や、部下やアウトソース先をマネジメント出来る人が必要です。マネジメントは、人の資質で、向き不向きもありますが、何よりも経験値が重要なので、弊社ではまず経験者を増やしたい。新卒が入ってくると教えるという経験も増え、その度に会社は仕組み化されていくので、これもまた投資なのです。そのお陰で会社の仕組みはかなり整ってきました。
何よりも今年は事業投資
本業であるデジタルマーケティング事業部は、新しいタネも撒きつつ、既存事業でも大きなコンペを控えていますので、まずはそれに勝つこと。子会社化を行なったOGSも含めて、人も育ちつつあるので、次なる人財と共に組織強化を行う事が何よりもの投資になる事業なので、会社としての支援はそこかなと。
セミナーマーケティング事業の「SeminarBase」は、まだまだ投資の真っ最中。
ポータルサイト・All in One Toolへの続投資。まだまだお金も時間も掛かりそうですが、これを参入障壁とも考えられます。他社がすぐに同じ事をやろうにも、時間とお金が必要ですから、簡単には真似出来ません。
セミナー集客代行サービスも幾多の苦労を重ねながら、ノウハウを貯めていますがこれも簡単には真似出来ないでしょう。因みに、昨年は問い合わせが100件以上もありましたので、需要の大きさはメンバー全員が感じていますが、顧客の求める事に応えるには相当スキルが必要なため、これもまた人財育成や投資とノウハウ確立に時間が掛かります。これもまぁ参入障壁だなと。てか、そんなに利益が出ないので誰も真似しないだろうなと。だって簡単じゃないですからね。しかし、それさえも解決する方法を考えているので、今年が本当に勝負の年なのです。
様々な事を想定しているので資金調達も行なっていきますが、「営業CFを作る事が何よりもの資金調達」と考えているため、やはり足元の営業活動が全て。
営業CFを作れると、メンバーの給料を上げれます、銀行もお金を貸してくれます、事業や設備投資にお金を使えます、採用にもお金を使えます、同業との差をつけられます。と、良いことしかありません。逆に利益を出さなければ、好調な同業との差は開く一方だということ。
新卒を9名入れて、キャリア採用もして、収益化を図れるのか?ともよく言われます。そんな事は組織作りや新卒採用を始めた当初から言われていますし、勿論リスクはありますが、それでも最終的な経常利益の赤字を負ったのはコロナの一年目だけ。自分が見えている道を信じて突き進むのみ。
2024年、やったります。
※写真は、年末年始に春日大社に厄除けの特別祈願に行った際のもの。