先日「セミナーDX」の商標を取得しました。
未だにマーケットが2桁成長を続けるデジタルマーケティングを本業とする我々は、クライアント企業からの集客依頼を沢山ご依頼頂いてきたのですが、コロナ以降、ウェビナーを中心にオンライン集客が特に増えてきたのを感じていました。
弊社主催のセミナーは創業時より行っていましたし、アライアンス契約の場合もセミナー集客だけ請け負うこともありましたが、これを事業にしようと思ったのが約2年前。
セミナーの土台となるサービスに育てようと「SeminarBase事業」は開始しました。
SeminaBase経済圏を作ろうと、完全成果報酬型セミナー集客代行サービス、セミナー専門コンサルティングサービス、無料で使えるセミナーポータルサイト、そしてAll in One Toolである「WebinarBase」などをリリース。
新規事業ですので、様々な苦労・困難・葛藤もありながらもチームで向き合い続けています。セミナーマーケットって案外大きいのですが、1企業がセミナーに予算を取る金額は一般広告費と比べて知れています。競合企業の数は、デジタルマーケティング事業よりも少ないと思っていましたが、参入してみると明らかな事業難易度もあり、毎日消化される広告費と違って開催日数も少ないセミナーには予算も取ってもらいにくいので「そりゃ競合も少ないわ」と感じているのも本音。同じリソースを使うのであれば、予算を取って貰いやすく、ニーズが顕在化しているサービスの方が収益は出やすいですからね。
しかし我々は、セミナー活用の有益性を理解してもらうべく顧客教育し、日本の労働生産性に寄与出来るサービスを作るのが我々のMISSIONの一つでもあります。
セミナーの本質は「自分には無い知識やノウハウを得ること」であり、「今ある課題を解決するための行動に繋がるナレッジ」にあります。世の中にある沢山の知見を如何にして、個人や法人に届けるか。そのための有益な手法がセミナーですので、戦術レベルでセミナーを活用するのではなく、戦略レベルでセミナー活用を行ってもらわなくてはいけません。
日本の労働人口は減少の一途を辿り、円安も含めて安い日本は続きます。賃上げの流れは良いことですが、弱い企業はどんどん淘汰されます。企業や個人の労働生産性を高めなければ、給料も上がりませんし、子育てやプライベート時間の確保も難しい。その為には、使える知識を得ること、そしてDX化出来るものはどんどんDX化していく事が大事で、セミナーはまさしくそこに当てはまるのです。
・何度も同じことを話す営業シーンでの活用
・会社説明会などの採用シーンでの活用
・見込み客獲得のためのフロントセミナー
・顧客ナーチャリングのための活用
など、自動化出来ることは沢山あります。そして、YouTubeなどいつでも見れるオンデマンド配信では出せない希少性がセミナーにはあるので、視聴者の見込み角度も高くなります。これを事業で活用しない手はありません。セミナー講師という立場になると、一般的な営業とも違い、同じ話をしていても、イニシアティブも変わりますし、1対1の営業よりも、1対Nで多数に話せるセミナーの方が効率が良いのは明らか。
セミナーDXの商標登録は、セミナーマーケットにおける啓蒙活動の意味もあり、SeminarBaseというサービスがその先頭を走るためにも必要なものでした。
インサイドセールスやアウトバウンド、ネット広告などは戦略レベルで組織作りが行われますが、セミナーを戦略レベルで活用している会社が少ない今、セミナーを自動化する先駆者メリットは沢山あります。
セミナーDXという概念が世の中に広まるよう、これからも事業成長に邁進していきます。