コロナ騒動の中で

日に日に脅威を増すコロナ騒動。1〜2ヶ月前にはここまでの状況になるとは思わなかった自分の危機意識を嘆くとともに、しっかりと向き合い対応するしかありません。

現在の弊社の状況は一定の影響程度でとどまっておりますが、今後は油断出来ません。と言うのも、弊社のメイン事業はBtoBなので、世の中の景気の影響を受けやすく、特に広告に関しては企業は積極的な投資を控えたりします。数ヶ月後にはもっと景気が悪くなると予想されますので、そのための対策を考えなければいけません。

まずは徹底したディフェンス面の強化

経営においてのディフェンス(防御)とは、まずは経費削減や資金調達による財務体制の強化です。社内からも沢山のアイディアを募り、明日にはマネージャー以上の役職者で、やれる事を徹底的に洗い出します。1円でも無駄なものはカットします。

経費削減とは別に、様々な方法で資金調達を行い、現預金を確保しなければいけません。企業が潰れる時は赤字の時ではなく、キャッシュが尽きた時です。黒字化は大前提ですが、その上でもキャッシュが尽きない様に動いています。下記の原則に乗っ取って。

Cash is King! Cashflow is Queen!

新しい挑戦のチャンス

経費削減や資金調達と同時に重要なのはオフェンス面です。「如何にして売上を上げるか」も徹底していきます。費用面以外での仕事面でも、無駄な事はどんどん削減し、投資回収が高い事に注力する事で効率を上げます。

自粛ムードで出張がしにくい流れですが、同時に新しい試みが出来るチャンスでもあります。ZOOMでのMTGは普通になっていますが、オンライン面接やオンライン営業、ウェブセミナーなどをどんどん行います。オンライン完結で済めば移動時間や経費も少なく済みますし、世の中がテレワークが当たり前になりつつあるので、オンラインへの抵抗感が少なくなったのも好機ですね。

世の中が萎縮している中だからこそ、カウンターの様に新しい事も出来るので、失敗もするかも知れませんが萎縮せずに挑戦していきます。

ピンチをチャンスに

個人的な座右の銘でもあり、人生の局面でいつも思い出すのが2000年ほど前に出来た故事成語の「人間万事塞翁が馬」です。

幸せを感じながら、こんな日々が続くと思って油断していると足元を救われやすいし、なんて逆境なんだ!と思っていても、その経験が自分を強くしてくれて、後々振り返るとそれが人生の起点になっていたりもします。

禍福は糾える縄の如しの言葉の様に、交差する縄のイメージでもあり、幸福と不幸は表裏一体な気がするのです。そう思わないと心の整理が付かなかった過去があるからかも知れませんが、本当にそう思っています。

未曾有の国難の最中ですが、自分の至らなさを認識していますが、それも成長の種。こんな市況化の中だからこそ、仲間の有難さや結束力の強さに心が震えますし、クライアントへの感謝の気持ちも再認識し、より貢献しなくては、との想いに駆られます。

不況は弊社にだけ訪れているのではなく、全員に平等に与えられた環境です。

この平等に与えられた環境を活かすのも、呑まれるのも、我々の心持ち次第。

必ずピンチをチャンスに変えてみせます。


株式会社エックスラボ代表取締役 / 起業家団体EO大阪 第11期会長 / 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授。 大阪発のマーケティング会社として、様々なクライアント企業の課題解決に日々取り組んでいます。

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