弊社では半期毎に方針発表会を全社員参加で行っています。今回は緊急事態宣言後でしたので、(換気や距離に意識をしながら)オフラインでの開催を行う事が出来ました。みんなの顔を見るのは久しぶりでしたが、全社員の顔を見ることは大変嬉しい事です。執務室もセミナールームも人が溢れていたので、「人が増えたなぁ」と灌漑深いものがありました。
弊社の方針発表会は、前回から社外の方にもご参加頂いており、コロナ中で無ければ多くの方にお声がけをしたかったのですが、今回は名古屋の女性経営者にご参加頂きました。とても多くの学びや気付きがあったそうで、参加して頂き何よりでした。
本題に戻すと、弊社としては様々な目的で方針発表会を行っています。
①全メンバーの意思統一を図る場として
弊社には8つの部署があります。一般論として、人が増え、部署が増えると全体が見えにくくなり、組織の一員としての意識も希薄になり、一体感が薄れやすくなります。経営陣の考えを知る場、各部署の実績や振り返り、次の半期の方針を知る場、新しい施策の説明の場、社内サーベイの結果を知る場として弊社では活用しています。
仮に方針発表会が無ければ、様々な事への随時説明を行ったり、人によって言う事が変わったり、受け取り方が変わったりして、社内統制が図りにくくなります。これは組織の情報伝達として良い状態ではありません。
方針発表会のように、公式の伝達の場として、同じ資料を見て、同じ人が説明し、周囲の質疑応答から理解を深める事で方針への納得感が増しますので、弊社では重要視しています。
その他、毎月の全体MTG、四半期MTGなども行っていますので、定期的に全社の情報をキャッチアップ出来る仕組みになっています。
②各部署の意識を高めるため
人の意識を高めると言うのは簡単ではありません。「人と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ。」とよく言われるのは、その通りだと思います。
しかしながら、それでも会社として、社内の機運や人の意識を変えて、高め続けないといけないのです。その手段の一つとして、発表の場があります。
各部署のマネージャーは四半期や半期を振り返り、良かった点と課題点を整理し、資料に落とします。この作業の中で自部署の状態を再認識する機会にもなります。事実を発表する事で、自部署メンバー達の認識も変わります。「あ、ここは未達成だったんだ」「ここは達成したんだ」「〇〇をもっと行えば変わるのでは?」など、様々な思考を巡らす事にも繋がるでしょう。
こういった形で想像や仮説を立て、自部署を知り、意識を持つ事はとても良い事です。これらの意見をぶつける場も別途用意していますので、それまでにそれぞれが事実認識する事が重要です。
また他部署の発表を聞く事で、連携を考えたり、アドバイスが増えたり、良いところを真似しようと意識が伝播していくのも副産物だなぁと感じています。
発表の場を作る事で、経営陣もマネージャー陣もメンバー達も意識が高まるのは、自分のミッション(責任)が公明正大に公開されるからでもあります。
だからこそ、外部の方にも参加して頂き、社内の緊張感を保とうとしているのです。※別の意図としては、(弊社の発表会で恐縮ですが)参加して頂いた方の学びや刺激に少しでもなればと考えています。
③カルチャー(社内文化)作りのため
方針発表会を含め全社員参加のイベントは、社内のリズムを作る、発表の場を作る、振り返る、課題点を見出す、改善していく、公明正大な経営を行う、スターをつくる、次の意欲をつくる、TeamXLabとしての一体感をつくる。など、重要な文化作りに大きな影響を与えます。
弊社のValuesの一丁目一番地である「Be Integrity(真摯さ。誠実さ。)」を筆頭に、全社で体現する場はこういった社内イベントが本当に大事です。カルチャー(社内文化)は一朝一夕では出来ませんので、レンガの建物を建てるように、丁寧に一つずつ積み重ねて、しっかりとした建物になります。
社内のカルチャーを感じ、学ぶ場としても、全社員参加のイベントを重要視しています。
これらを繰り返す事で、強固な社内カルチャー、強固な組織を作れると信じていますし、その手応えを全メンバーで感じています。
コロナで大変な状況なのはどこの会社も同じです。アフターコロナの社会の予測は行っていますが、ビジネスの世界で重要なのは結局「人」だと思う弊社のスタンスに変わりはありません。
このコロナの最中に7名のメンバーを採用しているのは、未来の競争優位性のための投資であり、それは「人」が創る「強い組織」に他なりません。
コツコツ、コツコツ、地道に強い組織作りを行います。
急がば回れ。
ローマは1日にして成らず。
千里の道も一歩から。
塵も積もれば山となる。