某日、たった2回目の開催でエックスラボの文化になりつつある?社内プレゼン大会が開催されました。
今回は過去最高のご来賓の方をお招きしました。取引のある金融機関様や帝国データバンク様、取引先企業様や友人の会社など15社程が参加して、弊社の社内の様子を感じて頂きました。
上半期の実績ベースでの振り返りと、下半期のアクションプランを所定ルールの中でプレゼンし、定量評価で順位付けをするイベントです。
そもそもプレゼン大会の目的とは?
その名の通り、社内のプレゼン力を高める事が目的です。弊社はマーケティング会社として、クライアントには勿論のこと、クライアントの扱う商品を(広義の意味で)広く世の中にプレゼンしなければなりません。社内でも横の部署にも上司部下間でも常に提案やプレゼンがあるはずです。
要点が分かりにくい人、伝える能力が低い人は、弊社のビジネスシーンでは大きなデメリットです。少しでも提案内容の意図や意味を伝える能力を高める目的で始めたのが、このプレゼン大会です。
元々は先輩の会社であるバリューマネジメントさんの社内の取組みを社内メンバー達と見学させて頂き、「うわぁ、これ凄いな!」とみんなで感じていました。いや、自社との意識のレベル差を感じて凹んで帰ったと言ったも過言ではありません。そんなこんなで弊社でも様々な研修や施策で意識レベルが上がってきたと感じていたので、さらにドライブを掛けられるように始めたのが弊社なりのプレゼン大会です。
これが中々面白いイベントに仕上がっていまして、前回よりもレベルも上がり、盛り上がりも高まりました。プレゼン能力が高まったと感じたことは、当初の目的通りなので良かったと思うと同時に、もっともっと底上げしなければいけないと感じています。
その他の副次効果も。
当初の目的(プレゼン能力向上)以外の効果もあります。
1つ目は、社内メンバーが公明正大な姿勢を感じられる事です。と言うのも、社内のあるがままの数字や状況を開示しています。今回は、ご来賓の方達にはこの市況化でのお恥ずかしい数字を開示してしまいました。目標への未達が増えましたからね。
しかし、外部の会社様や金融機関さんなどをお招きして、社内の様子を見ていただく事で、自社がオープンに開かれた会社だと感じたのでないでしょうか。
2つ目は、上記と同じくですが、社外の方にも弊社の姿勢を感じて頂いている事です。ある取引銀行さんには「経営者の方とは決算書を元に話をする機会が年間に1〜2回はありますが、社内の様子や数字を開示する会社さんは本当に少ないです。御社は希少な会社の1社です。」と仰って頂きました。心象評価ですが、弊社への印象は高まっており、その企業姿勢はマイナスになる事はありません。
社内に良い緊張感も生まれますし、透明性も伝えられるので、ご来賓の方の受入れはこれからも継続したいと考えています。
3つ目は、社内の一体感を感じられる事です。日常的にスポットライトを浴びる事が少ないメンバーにも平等に機会があり、本戦出場者はプレゼンのレベルが高く、特に称賛されます。様々な人に光が当たる事で所属意識も生まれますし、同じ目的に向かっている一体感も醸成されやすくなります。
感想
予選は役員の深石さんと2人で採点します。この予選を通して見えることも沢山ありますが、残念ながらまだまだ実力不足なメンバーもいます。
実力不足とは、プレゼン内容やレベルが・・という意味よりも、プレゼンを通して「物の見え方や価値観」が透けて見えるのです。視座の高さ、思慮深さ、視野の広さ、価値観が出てきます。フィードバックでその話しもしていますので、次回を期待したいところです。
そういった意味でも役員に日頃の仕事や本人の思っているところを伝えられる良い機会だと捉えて、本気でぶつかってきて欲しいものです。僕たちも本人達の想いやポテンシャルをキャッチ出来る様に挑みますので。
優勝者は人事総務部の岩本さんでした。素晴らしいプレゼンで全員投票で1位に輝きました。前回優勝者の事業部長である田邊さんが優勝すると思いましたが、厳正なルールの元2人目の優勝者が出た事で次回も盛り上がりそうです。
やはり本戦に新しいメンバーが出ると盛り上がります。ゆえにまだ本戦に出たことがない人には頑張って欲しく思います。
横の部署の仕事は日常的には見えにくいものですが、こういった機会で知る事で仕事の幅が広がるかも知れません。お互いを知る事で一体感は作られていくのだと思います。
予選から準備し、ホテルの会場をお借りした本番などで工数や費用は掛かっていますが、それでもプラスの方が多いと感じられる取組みの一つです。
まだまだ課題はあるのですが、マーケティング会社として社内メンバーの底上げに尽力すると共に、これからも透明度高く、公明正大な経営を目指します。