――マーケティングは「売る」じゃない。「行動を変える」仕事だ。
「マーケティングって、なんかカッコいい。」
「企画とか戦略とか、すごく頭良さそう。」
「でも…実際はどんな仕事?」
このページに来たあなたは、たぶん“興味の入口”に立っている。
そのまま進んでほしい。
ただし、先に言う。マーケティングプランナーは、憧れだけで入ると早めに折れる。
逆に、リアルを知ったうえで「それでもやりたい」と思えた人は、驚くほど伸びる。
今日はマーケティングプランナーの仕事を、できるだけ現場目線で書いてみる。
なんだかんだこの業界に長くいる僕が経験してきた内容を、綺麗ごとだけじゃなく、しんどさも含めて。そのうえで、この仕事の面白さを、ちゃんとあなたに渡したい。
マーケティングプランナーの仕事内容
マーケティングプランナーは一言で言うと、
売れる仕組みを設計する人
だ。
SNSを投稿する人、広告を出す人、オシャレな企画を考える人。
それも一部ではあるけれど、本質はもっと深い。
マーケティングは、
必要な人に、必要な価値を、必要な形で届ける仕組みをつくること。
だからマーケティングプランナーが日常的に考えるのは、例えばこんな問いだ。
- 誰に届けるのか?(ターゲット)
- どんな価値を届けるのか?(ベネフィット)
- どう知ってもらう?(認知)
- どう信じてもらう?(信頼)
- どう買ってもらう?(購入)
- どう続けてもらう?(LTV)
この全体を「設計」し、「実行」し、「改善」し続けるのが仕事だ。
仕事のリアル:企画より、設計と検証が9割

マーケの仕事には華やかなイメージがある。PCだけで出来て、場所を選ばずに仕事を出来て、クリエイティブで、最先端で、ビジネスの成果を決める重要なポジション。
だけど現実は、9割が泥臭い。
最先端の情報を学び続ける成長欲や知的欲求はあるだろうか。
数字が悪い時に向き合い続けられるだろうか。
ビジネスの成果を分ける重圧を受け止められるだろうか。
個人で仕事は完結しないので、他者と上手に折衝をできるだろうか。
クリエイティヴに関われるほど、文章・デザインも含めて、あらゆる嗜好の人の目線になれるだろうか。
マーケティングに携わる人は、この泥臭さを愛せる人が勝つ。
具体的に何をする?
- 市場・競合・顧客を調べる
- 数字を見る(アクセス、CVR、CPA、LTV)
- 課題を特定する
- 仮説を立てる
- 施策に落とす(LP改善、広告訴求、セミナー設計、LINE導線など)
- 結果を見る
- 修正する
- もう一回やる
つまりマーケティングプランナーは、アイデアマンというよりも仕組み化のプロであり、検証者だ。
マーケティングプランナーの1日の仕事の流れ
「結局、毎日仕事はなにしてるの?」
※下記は一例。担当領域や会社によって変わります。

09:00|数値チェック(前日〜直近)
- 広告:CTR / CVR / CPA / 予算消化
- LP:CVR、離脱率、ヒートマップ
- LINE/メルマガ:開封率、クリック率
ここで考えるのは「良い/悪い」ではなく、“どこが詰まってるか”。
10:30|仮説づくり・改善案作成
- CPAが悪化 → 訴求が弱い?ターゲットがズレた?
- LP離脱増 → ファーストビュー?価格?証拠?
- 申込率低下 → オファー設計?導線?
改善案は「感覚」ではなく、必ず根拠(数字・顧客の声)から作る。
12:00|ミーティング(制作/広告/営業/CS)
マーケは一人で完結しない。チームで勝つ仕事だ。
- 制作:LP・バナー・動画のディレクション
- 広告:配信設計やターゲット・訴求の調整
- 営業/CS:顧客の声の吸い上げ
14:00|コンテンツ設計・企画
- セミナーのテーマ・タイトル設計
- ステップ配信(LINE/メルマガ)の構成
- 記事/動画の台本
- オファー設計(特典、価格、締切)
16:00|施策実装・チェック
- クリエイティブ入稿
- 設定確認
- テスト(フォーム、タグ、計測)
- ABテスト準備
18:00|学習・振り返り
勝ちパターンを“自分の型”に落とす時間。
マーケターは、学習し続けた人から強くなる。
やりがい:人の心を動かす設計図が当たる瞬間
この仕事の最高の瞬間は、これだ。
「自分の設計で、数字と人が動いた」
たとえば…
- 訴求を変えただけで、CVが跳ねる
- セミナータイトル一つで、申込が3倍になる
- LPの構成を変えたら、成約率が改善する
- 顧客が「人生変わりました」と言ってくれる
マーケって、突き詰めれば心理学。
「人はなぜ動くか」を分解し、設計する仕事だ。
向いている人・向いていない人
センスの話をされがちだけど、違う。
向いている人
- 人間観察が好き
- 改善が好き(PDCAを回せる)
- 仮説検証を面白がれる
- 数字から現象を読み取れる
- 正解に固執せず学び続けられる
苦しくなりやすい人
- 否定されるのが苦手(提案は常に検証される)
- 正解が欲しい(マーケは常に未確定)
- 数字を見るのが嫌い(成果が可視化される)
必要スキル:入社前に身につけると強い
未経験なら、まずはこの3つで十分強い。
- 文章力(伝える力)
訴求、LP、広告、台本。全部言葉。 - 数字を見る力(最低限でOK)
CVR、CPA、LTVの意味がわかれば勝てる。 - 顧客理解(想像じゃなく観察)
顧客の声を読む。競合レビューを見る。現場に触れる。
SNSや広告運用、ホームページ制作などの知識はあとで十分。まずは上記3つを徹底して理解しよう。成果を出せない人は、いつだってこの3つのいずれかが弱い。
成長ルート:最短の鍛え方
最短で強くなる方法はシンプル。
顧客の声 × 数字に毎日触れること
- 広告・LPの数字を見る
- 失敗を記録する
- 良かった訴求を言語化する
- 競合を分解する
- 現場(営業/CS)から言葉を拾う
これを続けると、ある時点で「当たる感覚」が育つ。
でもそれは勘じゃない。情報量と経験が育んだ直感だ。
マーケティングプランナーは“変化を設計する仕事”
商品を売るだけじゃない。
価値を必要な人へ届け、行動を変え、人生を変える。
マーケティングプランナーは、
変化を設計する仕事
あなたがもし
「人の行動を変えたい」
「仕組みで世界を動かしたい」
そう思うなら、この仕事は最高に向いている。
憧れだけじゃ続かない。
でも、構造を楽しめる人には、これ以上面白い仕事はない。
仮説を立て、マーケットに仕掛けに行き、見込み客がどんどん来る。顧客も喜ぶ。売り上げは上がる。どの会社や部署に行ってもそんな人財は引っ張りだこ。独立してもマーケティング力があれば上手くいく可能性はグッと上がる。これほどまでに左脳も右脳も最大限に使える仕事はなかなか無い。
「人の変化を設計するポテンシャルを持つ」君が来るのを待っている。
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